過労死Pの連日定時帰り

ニコニコ動画のブロマガから締め出されてきました。

ボイス選挙の意味を考えてみる #ボイスアイドルオーディション

だんだん春を感じるようになってきましたね。
 4月になると我々はちょっとそわそわし始めます。そう、デレマスで総選挙が開催される時期になるからです。

総選挙とボイス選挙が告知されたぞ!!!!



 わたくし、ボイス選挙には並々ならぬ思いがあります。ので。

当時わりと頑張った。

 いつもの総選挙とボイス選挙の違いについて語っていこうと思います。

 総選挙とボイス選挙のレギュレーションがざっくりと公開されたため、まずは前提を確認しましょう。
【シンデレラガール総選挙】 (以下、総選挙)
・全190人のアイドルを対象に投票を行う。
 →全体順位上位5位までのアイドルによる5人組ユニットのCDが作られる。
 ※ボイスがないアイドルが入賞したらボイスが追加される。

【ボイスアイドルオーディション】 (以下、ボイス選挙)
・ボイスのついていないアイドルを対象に投票を行う。
 →上位3位までのアイドルにボイスが追加され、3人組ユニットのCDが作られる。

・総選挙とボイス選挙の実施日程は同日開始、同日終了。4月17日から5月15日。
・総選挙とボイス選挙の投票券はそれぞれ別々に入手できる。
・中間発表の公開はナシ?(告知ページに記載がないため)

 さて、久しぶりのボイス争奪選挙です。
 今回は102名の声なきアイドルたちに君の一票で声を授けよなわけですが、このボイス争奪選挙はこれまでの総選挙とはだいぶ異なる選挙となります。
 その辺の違いと、選挙戦略について適当に語っていこうと思います。




◆総選挙とボイス選挙の最大の違いは被選挙人の数である。
 総選挙とボイス選挙の最大の違いは投票対象です。(大事なことなので繰り返した)
 ボイス選挙は、ボイスを持たないアイドルに投票する選挙……には違いないのですが、もう一歩踏み込んで考えてみる必要があります。
 ボイス選挙専用の投票券が存在することが告知されましたので、すべてのプロデューサーにボイス選挙用投票券が与えられます。ボイスのあるアイドルを担当しているプロデューサーにもボイス選挙の投票券は与えられています。ごちゃっとしてきたな。

 つまり何が言いたいかというと、
 ボイス選挙は『ボイスを持つアイドルに投票できない総選挙』なのだ!

 もうちょっと踏み込むと、ボイス持ちアイドルを担当としているプロデューサーの投票券が浮動票となる選挙なのです。
 その浮動票に大きく結果が左右されるのがボイス選挙なのだと、私は前回のボイス争奪選挙で理解しました。

 既にボイスのあるアイドルに投票できないとなると、何が起こるか。
 以前のブロマガでは、「小梅ちゃんPが蘭子も好きなので蘭子に投票しようと思っても投票できず、その次に好きなアイドルへ票が渡るため、2番目の子需要が高いアイドルが伸びる」と考えました。
 その傾向は今回のボイス選挙でも起こりうると思いますが、今のデレステは88人にボイスがついているので2番目の子にもボイスがついている可能性があります。前回のボイス争奪選挙の上位20人はほとんどボイスついたことですし。

 そうなると2番目の子需要よりももうちょっと下位の、4番目5番目需要に票が行く……とはなりにくいのではないでしょうか。
 優先順位の低いアイドルを輝かせるよりも、せっかく投票するならば一番かわいいウチの子をもっと輝かせてあげたい!という考えが発生すると思います。
 つまり、「ボイス持ちが(あと1人)揃えばユニットが完成するぞ需要」が生まれます。

 私自身はアイマスのユニットは自分で好きなように編成してナンボとは思ってはいますけど、公式がコンテンツ展開するには公式発信のユニットが不可欠です。その既存ユニットに沿うようにボイス持ちが揃えば、既にボイスを持っているウチの子も楽曲がもらえるかもしれないのです。
 松本沙理奈にボイスがつけばブルーナポレオン、三好紗南にボイスがつけばイグニッションZERO、今井加奈にボイスがつけばビビットカラーエイジ、高峯のあにボイスがつけばにゃんにゃんにゃん、松尾千鶴にボイスがつけばGIRLS BEなどなど。ユニットメンバー全員にボイスがついてユニットの楽曲が提供されればウチの子も一緒に輝けるのです。
 そう考えると既ボイス勢の浮動票の影響は、ボイス選挙の順位に大きく(要出典)影響してきます。

 と。まぁ、ここまでボイスつきアイドルばっかりを担当しているプロデューサーが大半というよう口調で語ってきましたが、シンデレラガールズは既に88人にボイスがついているので、好きなアイドル3人挙げてもらったら3人ともボイスありなプロデューサーはそこそこな割合でいると思う(要出典)ので、そういう前提で語っております。


 ボイス争奪選挙から5年が経ちまして、既ボイス勢の票田はさらに大きく膨らんでおります。
 第8回総選挙の結果は50位圏内にボイス持ちが37人、ボイスなし(りあむ雪美こずえナターリアを含む)が13人でしたので、ボイス持ちの方が高順位に存在していることが伺えます。
 人数比はボイス持ち:なし=88:102なので得票数の絶対値を考えるともうちょっと得票差は小さいかもしれませんが、少なく見積もっても既ボイス勢と未ボイス勢の票田は50:50ほどとなるでしょう。

 ボイス選挙に参戦するアイドルの担当Pは自陣で団結することも必要ですが、既ボイス勢の動向も伺いながら選挙戦を展開していく必要がありそうです。雑に見積もって自分らの票田と同じ規模の票田がもう一つあるわけなので。
 上で述べたように、ユニットあと1枠勢は強豪そうですし、一定量楽しんだコンテンツに対価をきちんと払うアイマスPの特性から、食べるんごこと辻野あかりも伸びそうですし、あかりんごが伸びるんなら新アイドル枠の砂塚も躍進しそうです。
 私としては一人合作でニコマスをがっつり盛り上げてくれて特技を一つ増やしてくれた浅利七海に恩返しをしたいので、どうかみなさま浅利七海に清き773票を投じてくださいませ。73票でもいいです。



◆そもそもなぜいまさらボイス選挙なのか。
 正直なところ、ボイス選挙はもう今後開催されないと思っていました。理由としましては、
 ボイスつきアイドルが86人(第8回総選挙終了時)もいるので、彼女らの担当Pの票が浮動票になりそう。→
 その浮動票はボイスつきアイドルが所属しているユニットの残り1枠を埋めるための票として使われそう。→
 結果、声なきアイドルたちのための選挙というよりも、既ボイス勢のための選挙という構図になってしまいそう。
 ……というような考えがあったからです。

 それでもボイス選挙をやる意味とはなんなのなの、と考えると、『きっちり格付けするための総選挙をやりたい』という意図があるのではないかなと思います。

 これまでの総選挙は投票券が一種類でしたので、自分の最もカワイイ担当アイドルへ投票をするか、新しくボイスを聞いてみたいアイドルに投票するかはトレードオフの関係にありました。
 アイマスというコンテンツはなんだかんだ広くなってしまいましたので、今日では厳選して全部買うというわけにもいかず、ある程度真面目に買うものを厳選せねばならなくなってきました。そうするとまず優先されるのは担当アイドルです。
 担当アイドルへの消費を終えたあとで、声が聴ければ聴いたみたいという、ちょっと緩めの動機で投票したアイドルにまでお財布のヒモを緩めている余裕があるでしょうか。

 今年のデレステはコラボイヤーと告知されているように、シンデレラガールズがよその企業とコラボする年となっています。
 サイゲ社内やバンナム社内ならともかく、コラボしていただくよその企業にとってのアイドルの人気の指標はやはり総選挙の順位です。(コラボ企業やグッズメーカーに対して我々が知りえない内部データの開示もあるにはあるとは思いますが)
 せっかくコストをかけるのだから利益を大きくしたいのは当然なので、人気のあるアイドルとコラボしてプロデューサーを自コンテンツに誘引したいのです。
 そのためにはどのアイドルに訴求力があるのか、はっきりとした序列を示さねばなりません。

 ガチで本気な無差別級シンデレラガール総選挙を開催するために、ボイスを付与するための選挙は別枠にする必要があったのでしょう。
 それが今回、ボイス選挙が実施された意味なのかなと思います。ガチな選挙も実施できて、同時に新しい風を呼び込めるので理にかなっているように思います。